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    最先端は、シドニーのカフェにある!?

    多民族・多文化主義の街で生まれる新しいコーヒーのスタイル


    オーストラリアのコーヒーというと「カフェのキャピタル」ともよばれ、個人経営のカフェが2万件を超えるメルボルンが有名です。一方、観光で人気のシドニーも、世界中のコーヒーファンから注目されている街の一つです。豪州「コーヒー文化」発祥の地であり、コーヒーは人々の生活の一部となっています。今回はシドニーのコーヒー事情についてご紹介していきます。






    ・シドニーのコーヒー好きは一日最低、3度は「カフェ詣(もうで)」する!?


    シドニーはオーストラリア経済の中心として知られています。早朝からシドニーCBD(ビジネス中心区域)には近郊からスーツで身を包んだ人々が通勤してきます。ビジネスパーソンにもコーヒー好きは多く、1日3回以上カフェに行く人もいます。職場に着く前に英気を養うための一杯。長時間の会議を終え、ランチの後に別のカフェでもう一杯。夕方にはリラックスモードでもう一杯と生活に欠かせないものとなっています。また、コーヒーはコミュニケーションツールとしての役割も果たしており、本格的なカフェスペースを設ける会社やエスプレッソマシーンを持つところも増えてきています。忙しく働くシドニーのビジネスパーソンたちには「カフェ詣」を1日のルーティンに入れている人も多いといいます。



    ・さまざまなスタイルのメニューが楽しめるカフェ


    オーストラリアは異なる民族や文化を尊重し、共存できるように取り組む「多民族・多文化主義」を取り入れています。ヨーロッパやアジア、アラブからの移民を受け入れているため、さまざまなカルチャーが取り入れられ、その日常は多様性に富みます。それぞれの文化を尊重する姿勢は食文化にも現れており、特にさまざまな地域から人々が集まるシドニーではその色彩がカフェにも現れています。オーストラリアのルーツ、イギリスの料理やカフェの本場、フランスやイタリアの料理を提供する店はもちろん、近年はアラブ系やアジア系の料理からアイデアを得たメニューを提供するお店も見られるようになりました。カフェメニューにアレンジを加えた、トルコ風「エッグベネディクト」や香港風の「チキン&チップス」などから、中国粥やナシゴレン、カツサンドなどをカフェスタイルにしたものを提供するカフェなどもあります。また、内装や食器などをオーナーやシェフのルーツを生かしたお店も見られるようになりました。


     

    ・ワールドチャンピオンが在籍するカフェも


    コーヒーの品質の高さでもシドニーのカフェは評価されています。2003年にポール・バセット(Paul Bassett)氏が「ワールドバリスタチャンピオンシップ(WBC)」で最年少優勝して以来、オーストラリア人のバリスタはファイナリストの常連となっています。バセット氏はシドニーを拠点として活躍しており、新宿や渋谷にも出店。日本でもオーストラリアのカフェが身近なものになり始めています。近年はシドニーのコーヒー文化やカフェの多様さを好んで、バリスタの勉強をしに行く人が増えているといいます。資格の勉強をするとともに、ローカルのカフェで好みのスタイルを探すなど、コーヒーについて幅広い学びが得られる留学となりそうです。


    シドニーではコーヒーは生活の一部として欠かせないものとなっています。また新しいカフェのスタイルが生まれる街として魅力的な土壌を兼ね備えています。旅行で訪れる際はメニューなどに特徴のあるカフェを巡るのもおすすめです。